日本共産党の「校則問題プロジェクト」が4月16日からインターネットで学校の校則について中・高校生、卒業した10代などにむけてアンケートに取り組んでいます。
この記事を読んで17年前に娘が中学生だったときのことを思い出しました。私の娘は天然パーマで髪の色も薄い茶色をしていました。ある日、学校から帰ってきたとたんに「お母さん、私の髪の色が黒でないから黒に染めておいでと言われた。これっておかしくない?」と興奮気味です。地毛の色が黒くないからと黒く染めることを強要するのは納得できません。日本国憲法で「すべて国民は、個人として尊重される」こと、「自分の生き方や生活について、他者からの干渉を受けることなく自らのことについて決定できる自己決定権」があることなどを伝え、「自分で日本国憲法を勉強して先生と話し合ってみたら」とアドバイスしました。その後、娘の髪は黒く染めることなく地毛のままで過ごすことができました。
17年経った現在でも頭髪の黒染の強要や段差をつけたツーブロックという髪型の禁止、下着の色を白と決め教員がチェックする。そんな校則に疑問の声が広がり社会問題になっていることに驚きました。
今回、取り組むアンケートでは、「学校を一方的に批判するのではなく、校則問題をみんなで考えあい、いい解決方法を見つけていこう」と呼びかけ、学校の特定などは行っていません。日本共産党のホームページで「校則アンケート」のバナーをクリックすると回答できます。QRコードからもアクセス可能。このアンケートをきっかけに校則について考えあえるといいですね。
(4月20日 記)
※5月18日追記しました。5月6日の時点で集まった回答は800人、うち300人は中高生です。校則などに疑問がある中高生は80・2%。保護者の85%、教職員の93・6%が「疑問に感じたことがある」と回答しています。
👉日本共産党 校則問題アンケート 切実な声 「しんぶん赤旗」5月15日付
校則アンケートはこちらから。中学生、高校生(小学生、卒業生などの10代の方も)、教職員、保護者、市民からの意見を6月末まで募集中です。
校則アンケートのページにアクセスするQRコードはこちらから |