先日、近所で一人暮らしをしている90代の方の姿を見かけないので家の中で倒れているのではないかという心配の声が寄せられました。いつもなら入院するときや出かけるときなど友人に知らせてくれますが今回は友人にも連絡がありません。時々様子を見に来る娘さんが来ている様子もなく郵便物が溜まっている状況だったので近所のみなさんで心配していました。結局、その方の友人からの情報で外出中に転んでそのまま入院になったこと、娘さんも入院中で連絡がつかなかったことなどがわかりほっとしました。一人暮らしの高齢者を見守る近所でのつながりを強くすることが大事だと痛感した出来事でした。
札幌市には「高齢者あんしんコール事業」といって一人暮らしの方が急に具合が悪くなった時など、ボタンを押せば専用の受信センターにつながる制度があります。通報機器を自宅に設置し、健康等の相談に24時間体制で応対するほか、受信センターから月1回程度、電話による声掛けをする、急病などの緊急時は、緊急用のボタンを押すことで、受信センターが救急車の要請をしてくれます。
65歳以上の一人暮らしから対象になりますが、対象要件があり85歳からは対象要件はありません。月額900円(市町村民税非課税世帯は月額300円、生活保護を受けている場合は無料)で利用できます。制度を利用したい方は申請が必要なので詳しくは日本共産党議員事務所にお問い合わせください。
(5月27日 記)