「虎に翼」を力にして

2024年4月28日日曜日

エッセイ

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 日本最初の女性弁護士で、後に裁判官となった実話を朝のドラマにした「虎に翼」を楽しみに観ています。第1話で「すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない」と「憲法第14条」から始まりました。

当時、結婚した女性が「無能力者」とされる法律があったこと、「家制度」に女性差別ががっちりと組み込まれていたのです。

女性の参政権が認められたのは戦後です。日本共産党も戦前から女性の参政権を掲げてたたかってきました。現代でも日本でのジェンダー平等が世界から大きく遅れている原因があるということがよくわかるテーマです。

朝ドラとして女性の地位向上の問題、「生理」の問題を取り上げることは画期的だと思います。

英エコノミスト誌が毎年発表する女性の働きやすさランキングでも、日本は主要29カ国中27位と低迷しています。

さらに、グテレス国連事務総長は「現状のペースでは女性が男性と法的に完全に平等になるのは約300年後だ」と警鐘を鳴らすほどです。

私たちの先輩たちがたたかい勝ち取ってきた様々な権利や女性の地位をさらに前にすすめていくために私も力を尽くしたいと思います。

(4月22日 記)

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伊藤りち子プロフィール

1961年 札幌市白石区生まれ

1982年 函館大谷女子短大付設幼稚教諭保母養成所卒業 保育士として11年白石区で勤務

1997年 日本共産党白石区議員事務所長

2003年 札幌市議会議員初当選 市議として4期16年、団長も歴任

現在  日本共産党北海道委員 白石・厚別地区委員会副委員長

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