ひじタッチであいさつをする伊藤氏 =札幌市 |
比例候補になって1カ月。地域を回るのが大好きです。「コロナで困りごとはありませんか」と尋ね、「孫に会えないのがつらい」「息子が飲食店で働いているけど、ちゃんとやっているのか心配」と不安の声が次々。「いつでも気軽に相談してください」と言うと、「安心しました」と相手がほほ笑みました。
原点は「平和を守りたい」。幼い頃から両親の戦争体験を聞いて育ちました。「戦争は家族をばらばらにする」と母親。戦死した伯父は、遺骨すら戻ってきませんでした。
保育士時代に広島の被爆の実相を告発した映画を見ました。一発の原子爆弾で変わり果てた街と多くの亡くなった人たちに衝撃を受けます。戦争反対の思いが募り、命がけでたたかった日本共産党の一員になりました。
命を守る思いは市議時代も強くなります。
2012年1月、白石区で姉妹の痛ましい孤独死事件が起きます。生活保護を受けさせない冷たい行政。「水際作戦はやめなさい」と何度も鋭く追及しました。
保育運動で知り合った保育士の高橋春香さん(46)は「要求をくみ上げ、国政に真っすぐ声を届けてくれること間違いなしです」と太鼓判を押します。
「畠山和也さん(前衆院議員・比例候補)の議席をなんとしても奪還したい」と伊藤候補は訴えます。「コロナ禍、具合が悪くなったらすぐに病院へ行ける命を守るケアに手厚い政治を。声を上げられない人を救う政権をつくりましょう」
(2020年11月15日付「しんぶん赤旗」掲載)