戦争を起こさない決意を新たに

2021年8月25日水曜日

エッセイ

t f B! P L

8月は6日に広島と9日に長崎への原爆、15日に終戦の日を迎えて76年目となり平和を考える月となりました。

「しんぶん赤旗」8月15日付掲載
8月15日付のしんぶん赤旗の1面には、太平洋戦争中「天気予報がなくなった日」との記事が載っていました。天気予報が終戦までの約3年8ヶ月も軍事機密となってラジオや新聞から一切消えてしまったそうです。この3年8ヶ月の間に、42年には台風で約1200人の死者行方不明者、43年には鳥取地震、44年には東南海地震、45年には三河地震が発生していずれも1000人以上の死者が出ましたが知らされていません。東京から疎開していた子どもたちが三河地震で犠牲になっても軍事機密だったために親にも知らされなかったことに衝撃を受けました。これが現実に起こったことなのです。

地球温暖化が加速している今、想定外の災害が毎年のように続いています。戦争とは戦場だけでなく、私たちの日常にも影響を与え命が危険にさらされるものだということをこの証言で明らかになり、深く考えさせられます。

コロナ禍になって感染が爆発しているのに東京五輪は強行されて、国民の命が危険にさらされ、ラムダ株が上陸したという情報が2週間も国民に知らされていなかったという報道を知って戦争中と同じ恐ろしさを感じます。

「朝起きたら戦争が始まっていた」という体験者もいます。戦争を起こさない社会をつくるために頑張りたいと決意を新たにした8月です。

(8月23日 記)

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伊藤りち子プロフィール

1961年 札幌市白石区生まれ

1982年 函館大谷女子短大付設幼稚教諭保母養成所卒業 保育士として11年白石区で勤務

1997年 日本共産党白石区議員事務所長

2003年 札幌市議会議員初当選 市議として4期16年、団長も歴任

現在  日本共産党北海道委員 白石・厚別地区委員会副委員長

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