8・7北海道オンライン演説会 

2021年8月9日月曜日

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8月7日、日本共産党の小池晃書記局長を弁士に、北海道オンライン演説会が開催されました。はたやま和也前衆院議員をはじめ、各小選挙区の予定候補が決意表明を行いました。市民と野党の共闘を進める道内の市民団体、政党からはメッセージが寄せられました。

拍手に応える予定候補たち。(左側2番目から)伊藤りち子道3区予定候補(比例重複)、松井真美子道4区予定候補、はたやま和也前衆院議員(比例)、橋本みか道5区予定候補、菅原まこと道12区予定候補


伊藤りち子北海道3区国政対策委員長

伊藤りち子衆院北海道3区(比例重複)予定候補は、コロナ対策に無為無策の菅政権に厳しい審判を下し、国民の命とくらし、平和を守る政権に切り替えましょう。市民と野党の統一候補として伊藤りち子を押し上げてください。比例では、はたやま和也さんを再び国会へ。市民と野党の連合政権を実現させる総選挙として、頑張りましょうと訴えました。

決意表明をする伊藤りち子北海道3区(比例重複)予定候補


はたやま和也前衆院議員

はたやま和也前衆院議員は、学生への食料支援を続けてきた青年が「ずっと食料支援をしてきたが、学生の状況は悪くなっている。一日でも早く政権交代をしてほしい」との言葉が胸に響きました。アルバイトができずに食べるに困っている学生が、山ほどいるような先進国など他にあるでしょうか。声なき声、声に出せない声が道内にあふれています。今の政治に、この実態を届けなければと痛感してきましたと訴えました。

北海道オンライン演説会で訴える、はたやま和也前衆院議員

はたやま氏は、医療従事者をはじめ、エッセンシャルワーカーのみなさんは、使命感で1年以上、国民の命や健康を守るために奮闘されてきました。この献身的な思いを菅首相は、どう受け止めているのでしょうか。今度の総選挙は、国民の命と健康に無責任な菅政権を続けるのか、一人ひとりに寄り添ったあたたかい国づくりへ変えるのか別れ道の選挙。野党は一致結束して政策も話し合い、政権を本気で変えると国民に示すときではないでしょうかと強調しました。

はたやま氏は、北海道で安心して生きていくために(1)病院や診療所、保育園や幼稚園、学校、保健所や福祉施設、介護施設など、生きる上で欠かせない土台を立て直す。(2)命の土台である食と農林漁業を支える政治に。(3)国による核のゴミ押し付けは許さない。これら3つのことを国会で訴えて頑張りたいと決意を述べ、日本共産党を伸ばしていただき、これらの仕事を、はたやま和也にさせてくださいと訴えました。


北海道オンライン演説会 小池書記局長が訴え  共闘選挙始まりの地から政権交代を

総選挙での勝利に向け、日本共産党衆院北海道ブロックのオンライン演説会が7日、開かれ、小池晃書記局長が「国政選挙での野党共闘が始まったのが北海道。この共闘を前進させる成否は、日本共産党が比例選挙でどれだけ勢いを示すかにかかっている」と強調し、「『比例は共産党』と広げに広げ、北海道で50万票を。はたやま和也予定候補の『宝の議席』を必ず取り戻そう」と訴えました。

北海道オンライン演説会で訴える小池晃書記局長

小池氏は、はたやま氏が比例予定候補発表後、道内179市町村の8割を訪問、470団体と懇談し、政府交渉は30回以上だと述べ、胆振(いぶり)東部地震の被災3町を毎月のように訪ねて復興を支援し、「誰よりも現場を大切にしている」と強調。衆院議員当時の国会論戦は77回、首相との対決は10回に上り、農林漁業や鉄路を守れと迫ったとして、「故郷(宮城県)石巻の東日本大震災での被害の経験を胸に、命と暮らしを守る決意をさらに固め、何があってもぶれない政治家だ」と語りました。

小池氏は、野党共闘による選挙が始まった2016年衆院北海道5区補欠選挙以来の17年総選挙、19年知事選などでの共闘の発展を振り返り、選挙ごとに「共産党は自分の選挙のように真剣にたたかってくれる」と市民・他党からの信頼が広がったと指摘。19年参院選では「市民の風・北海道」などが「共闘前進には共産党」「比例は共産党」と訴えたと述べ、「今年4月の衆院2区補選でも、力をあわせて松木謙公候補を勝利させた」と強調しました。

小池氏は、4月には衆院北海道2区補選に加えて、参院長野選挙区補選・参院広島選挙区再選挙でも全勝し、東京都議選でも「共闘の効果がはっきり示された」と指摘。国会共闘では前回総選挙後4年間で64本の法案を野党が共同提案し、今年の通常国会でも10法案を共同提出したと述べ、「北海道の野党共闘をさらに強めるためにも、比例での日本共産党の躍進、はたやまさんの議席は絶対に必要だ。菅政権を倒して新しい政治をつくるために力を合わせよう」と呼びかけました。

小池氏は、全国的な新型コロナウイルス感染急拡大の中で、中等症でも入院を制限して「自宅療養」とする菅政権の方針転換を厳しく批判し、全面撤回を要求。「感染急拡大の札幌市での競歩、マラソンの開催も矛盾したメッセージになる」と述べて五輪の中止決断を求めました。

小池氏は、安保法制施行5年で米軍と自衛隊の一体化が進み、北海道でも、昨年1~2月の日米共同演習「ノーザンバイパー2020」に、沖縄の米海兵隊と陸上自衛隊北部方面隊が過去最高の4100人参加し、危険な軍用機オスプレイが千歳市や苫小牧市の市街地上空を夜間も含めて繰り返し旋回飛行したと告発。今年6~7月の米陸軍と陸自の実動演習「オリエントシールド21」では、矢臼別演習場(別海町など)で、射程300キロの米軍の最新鋭ロケット砲が初めて使われたとして、「北海道を戦争の訓練場、出撃拠点にするな」と訴えました。

小池氏は、日本最大の食糧基地の北海道で「ななつぼし」「きらら397」などの米価がコロナ禍の消費低迷で10%超も低下し、記録的な高温少雨も加わり、北海道の農林漁業は二重三重の困難にあると述べ、「77万トンのミニマムアクセス米の輸入停止と余剰米の買い上げなど、国がやるべきことはいくらでもある」と強調しました。

また、菅政権が運転開始40年超の老朽原発などの再稼働を進めるとともに、核のゴミを金の力で押しつける卑劣さを告発。北電が再生可能エネルギーを送電線につながず、原発用に容量を空けていることも指摘し、「原発ゼロ、再生可能エネルギーの北海道へ力を合わせよう」と語りました。

さらに小池氏は、JRが「赤字」を理由に鉄路廃止をもくろむ一方で、大赤字の北海道新幹線ではトンネル残土に基準値の数百倍のヒ素が確認され、その有害残土を住民に押し付けようとするなど「暮らしをないがしろにしている」と批判。「北海道つぶしの亡国の政治を政権交代で終わらせよう」と訴えました。

(「しんぶん赤旗」8月8日付掲載)👉「比例は共産党」広げに広げ、はたやま予定候補の議席必ず

8・7北海道オンライン演説会(手話付き)の動画はこちらからご覧になれます。


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伊藤りち子プロフィール

1961年 札幌市白石区生まれ

1982年 函館大谷女子短大付設幼稚教諭保母養成所卒業 保育士として11年白石区で勤務

1997年 日本共産党白石区議員事務所長

2003年 札幌市議会議員初当選 市議として4期16年、団長も歴任

現在  日本共産党北海道委員 白石・厚別地区委員会副委員長

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