キャラバン宣伝で訴える伊藤氏=9月11日、札幌市白石区 |
9月8日に、次の総選挙で、市民と力を合わせて自公政権を倒し、命を守る新しい政権の実現をめざす野党共通政策(6本20項目)が合意されました。
いよいよ市民と野党の連合政権を具体的に描く共通政策が誕生し、政治を変える総選挙へ踏み出す歴史的な日となりました。
何よりもこの連合政権を実現させるためには、北海道から必ずはたやま和也前衆院議員の議席を奪還して、道民の切実な要求を真っ直ぐ届ける日本共産党の議席を獲得することが必須でありチャンスの選挙です。コロナ禍で苦しむ国民の命を守る絶対に負けられない選挙です。連合政権への期待感と同時に身の引き締まる思いです。
「政治はくらしそのもの」の声が広がる
先日、久しぶりに連絡を取った知人の家族全員がコロナにかかったことを知り愕然としました。幸い軽くすんだということでしたが、夫さんは血中酸素濃度が90まで低下して急遽入院したとのことでした。コロナの感染は他人ごとではなく私たち国民の命の問題です。症状が軽いからと自宅療養を強いることで容態が急変し、命を失う人を一人として出さない政治を実現しなければなりません。
この間、対話を頑張っている支部の方から嬉しい報告がありました。それは、選挙に一度も行ったことがないという子育て中のお母さんが、夫がコロナにかかって大変だったこと、菅政権のコロナ対策の無為無策に怒り、今度は家族や知人に知らせて日本共産党に投票することを約束してくれた ― ということです。
コロナ禍で休業を強いられ仕事を辞めざるを得なかった人など、政治は自分たちのくらしそのものと感じている層が、大きく広がっていることを痛感します。
自民党支持者からも警鐘が
命をないがしろにする自公政権には長い自民党支持者からも警鐘を鳴らす声が聞かれます。私の演説でコロナの対策強化や、アフガニスタンから撤退したアメリカのテロとの戦争では憎しみを増幅させるだけで何の解決にもならなかったこと、武力による圧力ではなく平和的に話し合いで解決する道こそが必要 ― と訴えていると「あんたの言っている通りだ。陰ながら応援するよ」との激励もあります。
対話や宣伝をすればするほど、私たちのめざす新しい政権の提案はしっかりと受け止められる手ごたえがあることを感じています。
「比例は日本共産党」を広げに広げ、日本共産党の99年の歴史で初めて政権交代に挑戦する選挙で必ず勝利するために全力を尽くして頑張る決意です。私も統一候補になれるよう全力で奮闘します。
(ほっかい新報 9月19日付掲載)